化膿性股関節炎の検査と診断

化膿性股関節炎の検査と診断

化膿性股関節炎は関節の変形や、成長障害を起こす場合がありますので、関節の変形や、成長障害防ぐためには、早期の発見で早期の治療が必要なのです。

化膿性股関節炎の検査の場合は基本的な症状を把握する為に、股関節の可動域制限があるか、通常３８度以上の高い熱が出る場合が多いですので発熱があるか、触ると痛みを訴えるかなどをチェックします。

検査としては、Ｘ線検査をまずは行いますが、初期の場合は異常を見分ける事が難しく、ＭＲＩ検査
で早期に病変の部位や程度の把握を行います。

それだけでは判断が付きにくいので、超音波検査（エコー）で膿が溜まってないかの確認を行い、血液検査でCRPを検査し白血球や炎症の度合いを調べます。

最終的な診断としては、病巣部（股関節）の部分を直接注射器で穿刺して膿が溜まってないかの確認を行い、膿があれば細菌検査をし化膿性股関節炎かどうかの診断が確定します。

しかし、小さな子供の股関節に太い針で注射をすることは、麻酔なしでの穿刺は困難でありそこが問題点なのです。

もし穿刺で膿が出れば、早めに細菌検査を行い、化膿性股関節炎と診断されれば、なるべく早めの治療が必要になります。