変形性股関節症の症状

△変形性股関節症の症状

変形性股関節症の症状は、関節軟骨の変性や摩耗により関節の変化が進行して現れてきます。

関節軟骨の変性や摩耗は人種や性別、加齢、肥満や遺伝子などに、外傷や運動などの外的負荷が加わり症状が現れます。

変形性股関節の症状は大きく分けると、初期・前期・進行期・末期の4つに分類でき、それぞれの病期に応じた症状が現れてきます。

しかし、股関節の形状に異常があっても、進行のスピードは違いますし、長い間進行しない人もいるのです。

誰もが同じように進行するわけではありません。

≪初期≫
変形性股関節の初期症状としては、運動などにより疲労がたまると股関節に鈍痛が出て、股関節周辺や膝などにも痛みが出てきたりします。
しかし数日で痛みもなくなるので、見過ごしてしまう事が多いようです。

≪前期≫
変形性股関節症の前期症状としては、動き始めに股関節の周りに痛みを感じるようになります。
股関節に痛みが集中してきます。

≪進行期≫
変形性股関節症の進行期症状としては、股関節の前後に痛みが常にあり、歩いているのも辛くなって日常生活を送るのにかなりの支障をきたす様になります。

≪末期≫
変形性股関節症の末期症状としては、痛みが強くなり安静にしていても痛みが出て来て、夜眠れない事もあります。
股関節に炎症を起こし、水がたまる事もあり、足をかばって歩く為に骨盤を引き上げ脚長差を作ってしまうこともあります。

※一度変形性股関節症によって変形した股関節を発症以前の状態に戻すことはできません。
股関節に異常を感じたら早めに病院で検査を受けるようにして下さい。