変形性股関節症の検査・診断

△変形性股関節症の検査・診断

変形性股関節症の検査・診断としては、整形外科などの病院で問診や視診、触診、レントゲン検査又はMRIの検査などを行います。

まず、病院に行くと問診が行われ、具体的にどこが痛いのか、痛みがどの程度なのか、いつ頃から痛いのか、過去のケガなどの状況を確認し、更には、先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全の病気はあったかなどの病歴の確認もされます。

続いて触診・視診が行われ、関節の腫れや、関節の動き具合、歩き方、痛み方、体の傾きなどをチェックされます。

そして、レントゲン撮影は単に診断するだけでなく病気の程度・経過観察や治療法を決めるために欠かせない検査になります。

レントゲン検査により、関節の形状や変形の度合い、骨の異常、関節の隙間、進行の度合いなどを調べます。

レントゲン写真には骨はよく写りますが軟骨は写りませんので、必要に応じてMRIの検査を行い、レントゲンでは見る事の出来ない、軟骨、じん帯、筋肉などの軟部組織の様子を見る事が出来ます。

他の似たような症状のでる、関節リュウマチなどの識別の為に血液検査を行う場合もあります。

細菌感染によって関節が腫れている可能性がある場合には、関節液の細菌検査も行います。

※一度変形性股関節症によって変形した股関節を発症以前の状態に戻すことはできませんので、股関節に異常を感じたら早めに病院で検査・診断を受けるようにして下さい。