トリコモナス症！

◆トリコモナス症！

●トリコモナス症の特徴
トリコモナス症とは、シッポをさかんに動かして動き回っていてるゾウリムシやミドリムシのような原生生物のトリコモナスが原因で起こる感染症の総称です。

トリコモナス症は性行為による性感染症で女性の尿道および膣に最も多く感染します。

昔は最も多い性感染症の一つでしたが、最近では減少傾向にあるようですが、注意は必要でしょう。

トリコモナス症は、性行為の多い成熟期女性に多く見られます。

性行為以外の感染の危険性もあり、衣類、タオル、浴槽の縁、トイレのシートなど直接性器に触れる所から感染する危険もありますので注意しましょう。

男性の症状はほとんどない為、パートナーとのピンポン感染する場合もありますので検査をする場合は、パートナーも一緒に検査しましょう。

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●トリコモナス症の症状
トリコモナス症の症状は、男性と女性では違います。
≪男性の症状≫
男性の症状の場合は無症状の場合が多いのですが、尿道炎症状や尿道のかゆみ、排尿、射精の場合で軽い痛みの出る場合もあります。

無症状であっても、非感染者に比べると、尿道の分泌物や炎症などは多くなると言われています。

≪女性の症状≫
女性の症状は、男性に比べると非常に多種多様で、膣炎・子宮頸管炎・尿道炎・おりものの悪臭・排尿時の不快感・女性器のかゆみ・痛み・灼熱感などがあります。

もし、トリコモナス原虫の感染が尿道にまで感染が広がると尿道炎や膀胱炎を起こすこともあります。

卵管にまで感染が及ぶと不妊症の原因になる場合もあります。

トリコモナス症は、性行為の多い成熟期の女性が多く、配偶者とのピンポン感染をする場合があります。

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●トリコモナス症の検査と治療

≪トリコモナス症の検査≫
男性のトリコモナス症の検査は、トリコモナスを見つければ良いのですが、容易に見つからない場合が多く、トリコモナス専用培地を利用して確認する場合もあります。

女性のトリコモナス症の検査は、膣分泌物の顕微鏡にて活発に運動するトリコモナスを確認できますが、見落として確認出来ない場合もあり、その場合はトリコモナス専用培地を利用して確認します。

≪トリコモナス症の治療≫
トリコモナス症の治療としては、男性、女性に限らずトリコモナス症に感染した場合は、抗トリコモナス剤（メトロニダゾール）を使用する薬物治療が一般的です。

女性の場合は飲み薬と併用して、治療効果を高める為に直接膣内に膣剤を挿入したり、軟膏を塗布したりするケースもあります。

トリコモナス症の治療の場合、原則として、患者本人と配偶者（パートナー）を同時期、同期間、治療し、ピンポン感染をふせぎます。

基本的に医師の指示に従って治療を進めれば、2週間程度で完治致します。

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●トリコモナス症の予防

性行為によって感染する性感染症(STD)感染者が増加しています。

STD感染者数はここ4〜5年で急増し、国内感染者数は600万人、

毎年60万人が感染していると推定されています。

梅毒に限らず性感染症の予防には、コンドームの使用が有効ですので、性行為の場合はコンドームを着用するようにして下さい。

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